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  3. 2017.09.20

「VR」の進化がすごい!プロモーションの未来を変える仮想現実の世界とは


あたかも目の前に本当の世界が広がるように感じられる、仮想現実=VR(バーチャルリアリティー)。

VRというとゲームを思い起こす人が多いですが、この技術を企業のプロモーションに活用するなど、ビジネスの様々なシーンに生かされることが期待されています。
急激な実用化への技術改革が進んでいるVR技術によって、どのようにビジネスに応用できるのかを見ていきましょう。

そもそもVRとは?

VRは、virtual realityの頭文字をとったことばで、仮想現実や人工現実感と訳されます。
現実ではない仮想の世界に、現実感覚と錯覚するような状況を作り出します。

体験する方法としては、VRヘッドマウントディスプレイやVRグローブのような機器を身につけ、専用コンテンツを視聴します。映像や音を通して、仮想の3次元世界に入り込んだような感覚を得られる仕組みです。

VRがもっとも身近に利用されているのは、ゲームや映画といったエンターテインメント系や360度のパノラマ動画です。パソコンやスマートフォンの普及により、一気に専用機器やコンテンツ提供が加速した2016年を「VR元年」と呼ぶ向きもあります。

しかし、VRの利用領域は趣味や個人的な楽しみには留まりません。
医療、教育、通信、そしてビジネス分野へと、VR技術を活用する動きが活発化しています。

商品を立体的に確認できる!未来のネットショッピング

XMLの登場で、平面的にしか見られなかったインターネット上の物品を、360度の角度で眺められるようになりました。IT機器やネジなどの部品の購入サイトで、くるくると回せる画像がその技術です。

VRを利用したネットショッピングではさらに、現実感を伴う買い物ができるようになります。

例えば洋服や靴であれば、自分のサイズや自分自身を撮影したデータを送信すると、等身のアバターが試着をしてくれます。自分とまったく同じ体型の仮想人物が着用するのを見て、購入の判断ができるわけです。わざわざ狭い試着室で着替えをしなくても、目の前には好みのドレスを着た自分が立っています。何着でも何時間でも、思う存分試すことができます。

それを着て出かける予定の場があれば、背景を変え、実際のイメージを高めることもVRの世界ならば簡単です。

洋服以上に困るのが購入した家具のサイズやイメージが部屋と合わないケースですが、VRを利用したショッピングではそのような悲劇がなくなるかもしれません。
家具配置シミュレーションでは、部屋を撮影しその中に購入候補の家具を配置すると、実際に置いたときと同じ状況が確認できます。
家具のサイズが保持されたまま、仮想空間で家中を移動させることができるので、「入り口が狭すぎて入らない!」といった事態も避けられます。

こうした取り組みはまだごく一部に限られていますが、写真を見て購入するというネットショッピングのあり方が大きく変わるきっかけとなっていきそうです。

工場見学や世界旅行もVRでリアルに体験

自宅にいながらさまざまなリアル体験ができる、サービスコンテンツが続々と提供されています。注目のコンテンツを紹介しておきましょう。


●工場見学「ANA」
360Channelの人気コンテンツ「ANA機体工場見学」では、 ボーイング787、ボーイング767などの大型機、中型機がどのように整備されているのかを360度視点で、すみずみまで見ることができます。

ANAでは羽田空港で実際に機体工場見学を実施しており、年間のべ6万人が参加する人気イベントとなっています。平日は1日に4回開催で定員は各80人ですが、すでに半年後まで予約が埋まっています。この人気イベントをVR動画で再現したコンテンツでは、整備施設細部や整備士の働きぶりまでも追うことができます。

遠方で来訪できない人、平日休みが取れない人でも気軽に疑似体験ができるメリットと共に、企業側にも高いブランディング効果をもたらしています。

●「Google Earth VR」で世界旅行
地図コンテンツの歴史を変えたといわれるGoogle Earthから提供されているのが、世界旅行が体感できるGoogle Earth VRです。
おなじみの青い地球が回転する宇宙空間から一気に、古都フィレンツェの美しい町並みに到達し、パリのエッフェル塔から瞬時にイエローストーン国立公園へ。ニューヨークの摩天楼、自由の女神を経由し、再びヨーロッパに戻りコロッセウムを眺めた後は、日本へと大旅行は続きます。

もはや自宅にいながら世界中を旅できる時代が、到来したといって良いかもしれません。
現実社会につくづく疲れた心には、VR世界旅行がおすすめです。



「リアルな体験」を実現できるVRは、企業とユーザーとのあいだに親近感を生みだす効果が期待できます。
仮想現実がもたらす商品販売力や、未知なる世界の疑似体験には、はかり知れない可能性があります。

今後さまざまな分野での進化が期待されるVRから目が離せません。

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