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  3. 2017.12.04

「食」で地域活性の新しいカタチとは?IT活用・コラボで成果をあげる取り組み例


「食」は地域の魅力をアピールできる強いコンテンツです。これまで地域商品を紹介する場といえば物産展といったものが主でしたが、より広く全国のすみずみまで魅力を発信できるサービスが登場しています。消費者の注目を集め、接点をつくる方法として、ITを活用したサービスを提供する企業の取り組みを紹介していきます。

自治体公認・地域の食材で店舗展開「ファンファンクション」

株式会社ファンファンクションはこれまで無名だった地方の町村を、「アンテナショップ型居酒屋」として売り込むという新しい手法を編み出した企業です。自社で目利きした「うまい食材」を生産者から直接仕入れし、自治体正式公認の店舗展開を図っています。

北海道厚岸のカキ、佐賀県三瀬村ふもと赤鶏、北海道八雲町のホタテなど、当地では良く知られた生鮮品をメインに、その他の新鮮な食材を合わせたメニューを提供するほか、物産品の販売も行っています。日本橋を中心とした15店舗のほかにも業務委託店舗が多数あり、右肩上がりに増加中です。

評判を聞きつけた全国多数の自治体から次々とオファーが舞い込み、地方創生に向けた新しい業態としての可能性を感じさせます。

有名サイトと地方自治体のタイアップ

テレビ局のサイトや大手通販サイト、レシピサイトなど、膨大な閲覧数を誇る有名サイトが自治体とタイアップする動きにも注目が集まっています。これらは展示会などの一時的な紹介イベントとは異なり、継続的に都市部の消費者と生産地域が結ばれているのが大きなメリットです。

ご当地グルメから工芸品まで幅広い商品揃えを実現しているのは、AMAZONの「Nipponストア」。生活になじんだ通販サイトから気軽に全国の名産品を探せることで、若い層の取り込みに成功しています。

レシピサイトの草分け「COOKPAD」では、自治体が更新する公式キッチンで地域の食レシピを提供しています。調理法を知らせることで、食材の認知度だけでなく、おいしく食べてもらおうという狙いがあります。全国の自治体と並んで、アメリカ大使館からの情報も提供されています。

NHKが運営する「みんなのきょうの料理」サイトが行っている、瀬戸内Finderとのコラボも新たな試みです。瀬戸内7県の郷土料理と食材、レシピが美しい風景写真とともに紹介されており、地域の魅力が多角的に発信されています。

全国47都道府県の地方新聞社が選ぶお取り寄せサイト

47都道府県の地方新聞社が参画している「47CLUB」では、現地に根ざしているからこそ実現できる地域アピールを行っています。全国の新聞社が厳選したご当地グルメを紹介するとともに、「こんなのあるんだ!大賞」「日本ギフト大賞」などを随時開催。メディアで紹介されたものから、新聞社ならではの、足で探した選りすぐりの逸品までが一堂に会します。

「47CLUB」は食を中心として地方の魅力を伝えるメディア「チイキイロ」も運営しており、こちらでは「食べる・のむ・暮らす」をテーマとした情報や、東京に進出した地方グルメ情報などを提供。「47CLUB」のコンセプトでもある「こんなのあるんだ!」を発見できる独自の情報源として、地方の元気をサポートしています。

消費者との持続的なつながりが地方創生のポイント

物産展などの単発型イベントでは、継続的な消費につながりにくいうえ、限られた予算で遠方の消費者にアピールするのは難しいという課題がありました。IT活用やコラボレーションにより、美味しいもの、珍しい特産品を求める消費者に持続的に応えていくサービスは、今後も注目が集まるといえるでしょう。

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