1. コラム
  2. 2018.01.11

「社長が選ぶ社長」過去10年の記録保持者は?

企業の顔である社長にも、それぞれ憧れ、目標としている経営者がいます。産業能率大学が毎年実施している「社長が選ぶ社長」調査からは、現代の社長が理想とする姿が見えてきます。2017年のランキングと、過去10年の記録保持者を紹介していきましょう。

社長が選ぶ今年の社長トップは2年連続で孫正義氏

学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)では、2008年から従業員数が 10 人以上の企業経営者を対象とした最優秀経営者についての調査を行っています。2017年の「社長が選ぶ 今年の社長」トップ10は、次のような結果となりました。

1位 ソフトバンクグループ:孫 正義氏
2位 トヨタ自動車:豊田 章男氏
3位 ソニー:平井 一夫氏
4位 日本電産:永守 重信氏
5位 アップル:ティム・クック氏
6位 任天堂:君島 達己氏:
6位 ファーストリテイリング 柳井 正氏
8位 日本マクドナルドホールディングス:サラ・カサノバ氏
8位 サントリーホールディングス:新浪 剛史氏
10位 メルカリ:小泉 文明氏
10位 サイバーエージェント:藤田 晋氏
10位 楽天:三木谷 浩史氏

2年連続で1位に選ばれた孫 正義氏には、10兆円規模のファンド設立や最先端をいく事業展開など、果敢なチャレンジと多角的な経営、着実な業績に対する評価の声があがりました。2位にランクインした豊田氏は、安定した経営戦略に対する評価が高くなっています。


出典元:産業能率大学「「社長が選ぶ 今年の社長」2017
http://www.sanno.ac.jp/research/fm3fav0000000nj5-att/president2017.pdf

初めてトップ10にランクインした社長は4名

2017年に初トップ10入りした社長は以下の4名でした。

6 位 任天堂:君島 達己氏
8 位 日本マクドナルドホールディングス:サラ・カサノバ氏
10 位 メルカリ:小泉 文明氏
10 位 サイバーエージェント:藤田 晋氏

6位の君島氏は新型ゲーム機「Nintendo Switch」の好調な売れ行きなどにより、2018年3月期の大幅な利益アップ見込みが評価されています。8位のサラ・カサノバ氏は、3年にわたる売り上げ回復努力が認められました。また同氏は調査開始以来、初めての女性社長ランクインとなりました。

10位の小泉氏は全世界ダウンロード数が9000万件を記録した、フリマアプリの浸透が評価されています。個人が簡単に不用品を売買できるシステムは、今後の社会生活にも大きな影響を与えていきそうです。

同じく10位の藤田氏は、無料のインターネットTVで地上波にはない多彩なコンテンツを提供したことが評価につながりました。将棋の試合の長時間放映や72時間ホンネテレビなどは、まさに2017年らしい話題といえるでしょう。

過去10年の記録保持者は?

過去10年の調査を振り返ると、興味深いランキング結果が見られます。

●最多1位記録:孫正義氏
孫正義氏は過去10年連続トップテン入りを果たしています。通算6回 (2010 年、2011 年、2013 年、2014 年、2016 年、2017 年)にわたって1位となっており、その経営手腕は常に話題にあがっています。

2010年に初の1位となった際には「既成の枠組みを打ち破る」という評価の声がありましたが、以降は「先見性」「新規分野への挑戦」などの声が目立ち、最先端をいく経営が評価され続けています。

●10年連続トップ10入り:柳井正氏
同じく10年連続トップ10にランクインしているのが、ファーストリテイリングの柳井正氏です。孫氏と並んで日本を代表する経営者として世界に知られる同氏は、時代に合わせて柔軟に対応する経営姿勢が高い支持を集めています。

●最年少記録:村上 太一 氏
最年少記録は2012 年 の調査当時、26歳という若さを誇ったリブセンスの 村上 太一 氏 です。村上氏は2011 年に史上最年少で東証マサーズに株式上昇を果たし、翌2012 年 10 月には東証一部に市場変更を行っています。20代半ばでの上場という力量に、感心した社長が多かったようです。

社長への社会的評価は、企業の価値を反映しているともいえます。同じ経営者という立場から見たとき、その経営手腕に敬服すると同時に、ランクインした社長の取り組みから学ぶことは多いのではないでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Introduction

あわせて読みたい