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  3. 2018.01.15

モバイル決済が主流の中国で続々生まれる新ビジネス!注目のサービス3つ


財布をもたなくても生活できるといわれるほどモバイル決済が浸透している中国では、その特性を生かした新たなビジネスモデルが続々登場しています。日本においても、今後の参考になるビジネスが多数あります。ここでは、中国のモバイル決済が生んだ注目のサービスを紹介します。

位置情報を利用したクラウドソーシングで空き時間に小遣いを稼ぐ

中国人はお金を稼ぐことに積極的で、社会的な地位がある人でも副業をしている人が多くいます。その思考を新しい形で実現したのがAlipayのフリーランサー登録システムでしょう。

このサービスは、近くにいるフリーランサーを見つけて、仕事を依頼できるというもの。逆にいうと、可能な職種や場所を登録することで、空いた時間にサイドワークを行えることになります。対象となるのは写真家やベビーシッター、ジムのインストラクターなど、あらゆるフリーランサーとなっています。個人間でモバイル決済ができるため、すぐに収入を得られることがモチベーションとなり、登録者を着実に増やしています。

このサービスに必要となる自分の位置情報や申請の送受信、報酬の受け取りといったことすべてがモバイルで完了します。仕事を依頼したい側と請けたい側のニーズがマッチすれば内容はなんでもよく、「近くで買い物をして届けてほしい」、「荷物を受け取ってほしい」、「デートをしてほしい」といったさまざまな用途で活用されています。

帰宅ついでに宅配して報酬を得られる物流サービス

空いた時間に荷物を宅配し、報酬を得る「人人快送(レンレンカイソン)」もモバイル社会が作り出した新しいサービスです。これは、宅配業務でもっとも人手が必要となる、最後の集積所から宅配先までの配達の部分に「個人」を活用するというもの。宅配業者の負担を軽減し、宅配人の報酬につなげることを実現しました。仲介を担当する地場の便利屋が宅配業者から荷物を引き受け、スマホアプリで手が空いている人を集めて配達を代行します。

ここでリスクとして考えられるのがセキュリティ問題。これまでの常識で考えれば、雇用契約のない人に宅配を代行させることによるリスクは大きく、考えられないものでした。この問題の解消に役立っているのが、モバイル決済の進化によって生まれた、個人の信用度を点数化したシステムです。これを利用することで、信用を担保することが可能になりました。

仕事帰りの帰宅時など、ついでに荷物を運んで収入を得られる気軽さから、活用している人が多数いるようです。

著名人の知識を買えるQ&Aアプリ

何かの新しいアイデアを必要とするとき、その道のプロフェッショナルに聞いてみたいと思うことがあるでしょう。そんな時に有料で質問できるサービスが誕生しています。「Fenda」というアプリは、WeChatアカウントを通じてボイスメッセージとして質問を投げかけると、著名人が回答してくれるという仕組み。さらに、これを他の人が聞ける機能もあり、これによって大きな報酬を得る人も出てきています。

たとえば、中国の富裕層ビジネスマンの息子Wang Sicong氏が、このサービスを通じて3千万円を稼いだのは有名な話。仕事のことだけでなく、プライベートに踏み込んだ質問にも答えたことで、ゴシップネタ好きな人の興味を集めることとなりました。

ただし、このサービスの基本は、弁護士や医者といった専門家にアドバイスを求めるのが基本的な活用方法。今後の展開に注目が集まっています。

モバイル決済によるビジネスに今後も注目を

モバイル決済の普及によって、中国では生活の利便性向上や課題解決につながるビジネスモデルが続々出てきています。日本ではまだまだモバイル決済は浸透していませんが、今後のビジネス展開のヒントになりそうなモデルが多数あります。中国の新たなサービスに、今後も注目してみてはいかがでしょうか。

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