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  4. 2018.03.07

中国ECで知っておくべきインフルエンサーマーケティングとは?


中国はインターネット人口7.21億人を誇る、世界最大のインターネット王国です。日本では考えられないほどSNSの影響力は強大で、中国市場をターゲットとする際には無視できません。ここでは、中国のEC市場に大きな影響力を与えている、インフルエンサーマーケティングについて解説していきます。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、Facebookやブログ、Instagram、Youtubeなどを通じ、強い影響力を持つ人物の拡散力を利用するマーケティングの手法です。

インフルエンサーは数万から数十万のフォロワーを有し、誰にでもわかりやすい表現力やコミュニケーション能力を駆使して、商品やサービスの情報を伝える存在です。フォロワーはインフルエンサーの発信する情報に敏感に反応するため、紹介された商品やサービスの売り上げが爆発的な伸びを見せることもしばしばです。

中国市場においてインフルエンサーマーケティングは、大きな反響が得られる手法と位置づけられています。インフルエンサーに直接コンタクトをとったり、インフルエンサーに依頼してマーケティングを行う仲介会社も登場しています。

2時間で3億円売り上げる!? 中国EC市場で強大な影響力をもつインフルエンサー

中国ではKOLや網紅(ワンホン)と呼ばれるインフルエンサーが存在します。KOLの方がやや広義に使われているようですが、いずれも「インターネット上の有名人」といった意味合いです。

中国でインフルエンサーが強大な影響力をもっている背景には、企業や組織が流す情報に対して消費者の信頼度が低いことが挙げられます。インフルエンサーとなるのは、有名人や芸能人の場合もありますが、多くの場合は一般人です。

企業から依頼されて情報を流しているインフルエンサーも存在しますが、日本でいう「ステマ」(宣伝と気づかれないように宣伝する)が拒否されるほどには問題視されていないようです。

網紅(ワンホン)が視聴者とコミュニケーションしながら直接商品を販売し、結果的に1時間で冷蔵庫が1万台売れたという例や、ネットライブ配信中にメイク商品を実際に使用し、2時間の配信で3.2億円の売り上げが上がった例からも、中国におけるインフルエンサーの影響力の強さがうかがわれます。

インフルエンサーマーケティングのメリットとは

日本の商品は品質やデザイン、使用感に優れているものが多いため、インフルエンサーマーケティングをうまく活用できれば、中国市場での売上アップにつなげられる可能性もあるでしょう。期待できるメリットには、次のものが考えられます。

・フォローしている人からの情報は好意的に受け止めてもらえる
フォロワーはそもそも、そのインフルエンサーに信頼や親近感を持っているため、情報を好意的に受け止めてくれるというメリットがあります。そこで紹介される商品に対しても、抵抗や先入観を抱きにくい傾向があるため、企業が宣伝するよりも商品自体の良さを素直に感じてもらえそうです。

・ターゲットに効率的にアピールできる
インフルエンサーをフォローしている層はある程度計測できるため、商品を売りたいターゲットに対して効率的にアピールができるという利点もあります。

メイクがうまいことで人気があるインフルエンサー、ファッションセンスが支持されているインフルエンサーというように、求めるものが明確になっているため、マーケティングに起用するインフルエンサーの選択も容易です。

・自然に商品を知ってもらえる
一般的なCMのように商品名を連呼しなくても、ネットライブ配信で使用してもらえば、自然に商品名が説明の中に入り込んで記憶に残ります。たとえば、メイク商品の場合には片方にだけ使用して違いを見せるなど、よりインパクトのあるコンテンツにすることもできます。

インフルエンサーマーケティングは中国市場を知るうえでも有効

インフルエンサーマーケティングは、中国の消費者の動向を知るうえでも有効な手法といえるでしょう。現在、自社商品に関連するような内容で支持を集めているインフルエンサーをチェックするなど、SNS事情についての最新情報をおさえておくことが、中国市場で成功する重要なカギとなりそうです。

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