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  3. 2018.03.19

世界各国の生活習慣を知っておこう【インドネシア】


赤道付近に点在する1万8000もの島々で構成されるインドネシアは、多くの宗教や言語、風習などを尊重し合うことで成り立つ多民族国家。ASEAN本部が置かれ、経済発展により名実ともにアジアの主要国となったインドネシアの生活習慣や文化、人気の日本製品などを紹介します。

気をつけるべきマナーとタブー

インドネシアは、多種多様な文化や言語が混在し、インドネシア語を中心としながら多数の言語を使用する多様性の国家です。インドネシアの国是は,「BHINNEKA TUNGGAL IKA(多様性の中の統一)」とされ、互いを認め合いながらバランスをとっていくことが最重要となります。

特に宗教に関しては注意する点が多く、約9割を占めるイスラム教のほか、ヒンドゥー教、仏教、キリスト教のいずれかを信仰する人がほとんどです。信仰を軽んじる発言はもちろん、他の宗教に対する批判的な発言も避ける必要があります。

挨拶として握手をすることが多いものの、イスラム教のかぶり物(ヒジャブ)をまとった女性には触れないのが基本。女性から握手を求められるまで待つようにします。また屋外では、握手以外の男女の肉体的な接触は夫婦間でも避けるようにします。

イスラム教でもヒンドゥー教でも、左手は不浄とされており、握手や物の受け渡し、お金を持つ際には、必ず右手を使います。頭は神が降りてくる神聖な場所ですので、子どもでも頭をなでてはいけません。観光地に限らず、多くの寺院がありますが、撮影は原則禁止。特に儀式中は注意しましょう。

ときとして、「どこに行くの?」と声をかけられることがありますが、これは挨拶のようなもの。目的地や予定を伝える必要はなく、「ちょっとそこまで(Down the street)」などと答えれば十分です。

食事やビジネスのマナー

ビジネスの基本となる挨拶は、ゆっくりと丁寧に行うよう心がけます。急いだ挨拶は相手を軽んじていると見なされ、失礼にあたります。握手をすることが一般的ですが、ヒンドゥー教徒の中にはナマステと呼ばれる、両手を合わせて祈るようにお辞儀をするスタイルもあります。

インドネシアで配慮しなければならないのは食事です。もっとも多いイスラム教徒は「Halal(ハラール)」の店を選ばなければならず、アルコールも口にしません。ところが、ヒンドゥー教徒の中には、牛肉を食べない代わりに豚肉が好きという人もいます。事前に確認を行い、誰にとっても問題のない場所やメニューを選ぶようにしてください。また、イスラム教徒はラマダーンの期間中、日の出から日没まで、飲み物や食べ物を口にしませんので、配慮が必要となります。

イスラム教徒は1日に数回、メッカに向かって礼拝を行います。勤務時間内にも行われるため、就労させる際には、礼拝の場所を提供しなければなりません。さらに、金曜礼拝のために午後には仕事をしませんので、予定を立てる際には注意しましょう。

インドネシアでは、ビジネス上でもプライベートでも、宗教観への理解は欠かせません。何よりも優先されると考えることが相手のアイデンティティを重視することにつながります。

インドネシアで人気の日本製品

インドネシアでは菓子類など日本の食品が人気ですが、日本から持ち込む際には、ハラールへの配慮が求められます。もちろん、イスラム教以外の宗教を信仰している人ばかりであれば意識する必要はありません。ハラール認証は日本国内でも注目を浴びており、日本国内の製品でも認証されている物がありますので、意識して選択するとよいでしょう。

赤道付近の国ということもあり、女性は美白への関心が高くなっています。ニキビを気にする人も多く、クオリティの高さが世界的に有名な日本のスキンケア製品や化粧品は喜ばれるもののひとつです。メジャーブランドの製品はもちろん、フェイスパックなども人気です。

また、日本製の電化製品にも高い評価があります。懇意になりたい相手にはデジタルカメラや時計、ゲーム機などを土産品として持っていってもよいでしょう。

ビジネスは相手国を理解することから

さまざまな国の文化や習慣を知ることはビジネスチャンスにつながります。インドネシアでは、宗教が仕事を含む生活のすべてに密接な関わりを持っていることから、仕事とプライベートの切り分け方が独特です。個人的な信用を得ることが取引の開始やビジネスの拡大に直結することもありますので、あらゆるシーンで配慮を欠かさないよう対応しましょう。

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