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  3. 2018.11.01

Alibaba.com 成功企業に聞く(第15回)
和の心を乗せ、中古自動車部品を世界中に届ける(会宝産業株式会社)


世界のゴミ問題。それは私たちが解決すべき一つのテーマである。
そんな大量に出るゴミを「宝」に変えてしまう凄い企業がいると聞き、石川県金沢市に訪問した。

日本で回収した中古自動車を解体し、各種中古パーツを国内外に販売する会宝産業株式会社だ。同社の特徴は、廃棄される運命にあった自動車を回収し、それをパーツごとにバラして販売することで、ゴミ問題解決に繋げ、さらにビジネスとして成立させている点にある。

今回は、アリババを使って海外の新規販売ルート開拓を行っている、執行役員の佐藤寧彦(やすひこ)氏に、これまでの海外事業展開と今後の戦略についてお話を伺った。

市場価格の3倍で中古エンジンが売れた!

創業は1969年、現会長の近藤典彦氏が22歳の時に有限会社近藤自動車商会を設立したことに遡る。
当時は廃棄自動車を買い付けて解体し、そこから出た鉄くずの国内販売をメインに生計を立てていた。そこから、高度経済成長に沸く日本の傍らで、大量に増え続ける産業廃棄物に危機感を覚えたことと、鉄くずの市場価格が安定しないことから、徐々にエンジンや部品販売も手掛けるようになる。

ある時、クウェートのバイヤーが直接工場に中古エンジンの買い付けに来たことがあったそう。驚いたのは先方が提示した金額である。日本で販売される価格の3倍の値で買いたいと申し入れがあったのだ。
「これは商機がある」と考えた近藤氏が指揮を取って海外事業を推進し、それから現在まで約30年間に渡り、取り組み続けている。

前職の経営コンサルタント時代から会宝産業と関わり、同社の社風に感銘を受けて転職したという佐藤氏は、当時から変わらない近藤会長の実直な姿勢に尊敬を示す。

「『環境に良いことをすると、利益につながり、さらには経済も促進できる。そういうビジネスモデルを作っていかないといけない』という会長の基本姿勢は当時から全く変わらないです。ずっと前から遠い未来のビジョンをイメージして、そこに向かって進み続けられるというのは経営者として凄みを感じます」

佐藤氏のコメントからは会長への尊敬と共に、会長の社会貢献への誇りが社員に伝播され、「会宝スピリット」を創り上げているのを感じた。

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