1. マーケティング強化
  2. 2018.07.04

製造工程の動画がなんと430万回再生! 中小企業が取り組むべきSNSとは


SNSの活用で成功している企業と言えば、どんな会社名が思い浮かぶでしょうか?

TwitterのSHARP、タニタを始め、InstagramならUNIQLOや無印良品、FacebookならANAや東京ディズニーランドなど、すぐに名前があがるのはいわゆる大企業のアカウントかもしれません。
しかし、SNSを使って自社の情報発信を行っているアカウントひとつひとつを見ていくと、中小企業でも取り入れられる施策やヒントになる事例もたくさんあります。

SNSの種類によって向いている商材や業態が異なるため、まずはそれぞれのSNSの特徴を見ていきましょう。

それぞれのSNSの特徴

Facebook

まずは、ビジネスユーザーでは一番身近と思われるFacebook。ユーザーは30代40代以上が多く、実名での登録がほとんどというのが特徴です。
プライベートの付き合いだけではなく、仕事関係でのつながりも多いため、ユーザー自身の投稿やシェアする投稿は比較的オフィシャルなものが多いと言えます。

1投稿に入力できる文字数が多く、写真や動画だけでなく、興味をひくような話題を交えて展開すれば、文章で商品やサービスの魅力を伝えられます。
表示順は独自のアルゴリズムで決まっており、時系列での表示ではないのでリアルタイム性は求められませんが、友達がいいねした投稿がフィードに流れてくることから、多くの人がいいねをするような投稿をすれば、リーチ範囲が一気に広がります。


Twitter

10代20代の登録者が多く匿名での登録が多いTwitter。
リアルな交友関係でのつながりは少ないですが、趣味や好きなものでのつながりが多いため、ひとたびある界隈でリツイートされると、その連鎖により認知度が爆発的に上がる可能性があります。
タイムラインは基本的には時系列で表示されるため、即時性が求められるのも特徴です。

1投稿の文字数は140文字と短く、ひとことで面白さを伝える文章や、写真や動画へのキャプションの妙で大きく拡散されることがあります。
たびたび特定の言い回しが流行したり、トレンドに上がったネタに乗じての投稿が面白がられる傾向にあるため、RT数が多い投稿を見て、どんな文章が好まれるのか研究しておくとよいでしょう。

たびたび特定の言い回しが流行したり、トレンドに上がったネタに乗じての投稿が面白がられる傾向にあるため、RT数が多い投稿を見て、どんな文章が好まれるのか研究しておくとよいでしょう。

Instagram

10代から30代の利用者が多く「インスタ映え」という言葉のとおり、動画と写真メインのSNSです。
自社で綺麗な写真を撮るスキルや機材がある場合、ファッション関連や食品など、自社の商品が写真映えする商材の場合は積極的に活用するとよいでしょう。

他の人のいいねで拡散されることがないため、ユーザーはハッシュタグを辿って、自分が欲しい情報を積極的に取りにいきます。
投稿にはハッシュタグをたくさんつけ、ターゲットとなるユーザーに見つけてもらうのが一般的です。
通常の投稿にはURLのリンクを付けることができないため、自社サイトに誘導することはできません。

各SNSでの成功例

Facebook

写真と動画とともに比較的長文で情報発信ができるFacebookは、30代以上が多いこともあり、商品に関しての雑学や活用方法など、ユーザーにとって有益な情報を発信しているアカウントが好まれます。

株式会社柳田織物
紳士用シャツの製造を手掛ける従業員9人の企業ですが、Facebookのファン数は5,000人超。社長自らがモデルとなったコーディネート提案やドラマで使用された商品の紹介などでファン数を伸ばしています。
ECサイトへの流入経路のひとつとして活用しているケースです。
https://www.facebook.com/ozie.co.jp

虎斑竹専門店 竹虎
虎斑竹という独特な模様のある竹を原料に、竹ざるや竹かごなどを100年以上作り続けている山岸竹材店。
Facebookでは製作工程や商品の利用シーンをスタイリッシュな写真とともに紹介しており、作り手の顔が見えることで商品と会社に信頼感と親近感を与えています。
自社ネットショップへのリンクなどはほとんどなく製品の持つ空気感を伝えることに徹した投稿が、ユーザーの好評を得ている事例です。
https://www.facebook.com/pg/taketorayondaime/about/

株式会社三ヶ島製作所
次にご紹介するのは、BtoB企業でもFacebookを活用して情報発信を行っている事例です。
Made in Japanにこだわった高品質な自転車のペダルを製造する企業、三ヶ島製作所は直接消費者に販売することはありませんが、取引先のその先にいる消費者に向けて情報発信を行っています。
特徴的なのは、日本語と英語の両方で投稿されていること。
Facebookは海外ユーザーも多く、英語で投稿すれば海外ユーザーへの情報発信もでき、タグや検索から自社の製品を見つけてもらうこともできます。
海外展開を考える企業はFacebookを活用すべきでしょう。
https://www.facebook.com/mkspedal/

Twitter

Twitterは企業アカウントでも投稿者の人となりがわかりやすいアカウントが好まれます。またちょっと笑える写真やネタ的な投稿が広く拡散する傾向にあります。

株式会社セルタン
セルタンは神奈川県にあるソファメーカーです。
ホームページを見るとシンプルで機能的なソファが並んでいますが、Twitterで紹介されているのはパンをかたどったソファや目玉焼きのブランケットなどの一風変わった商品。
これがTwitterのユーザーの中で話題となり、今ではフォロワー60,000超の人気アカウントになっています。
面白いのが、このアカウントが新卒採用アカウントだということ。若年層の認知度をあげることによって、採用にも成功している例です。
https://twitter.com/cellutane01

フセハツ工業株式会社
大阪にあるばねの総合メーカー、フセハツ工業はばねの製造工程や製品について紹介するアカウントを運用しています。
ばねを握って握力を鍛える「おにぎりボール」という商品が「欲しい」と話題になりました。一般にはあまり知られていない製品でもSNSで拡散された知られるようになったいい例です。
BtoBといっても会社で働いている人は個人。ばねに興味のある人や関連のある企業で働く個人をターゲットにしてSNSを運用するのも一つの手法です。https://twitter.com/fhk2014_kk

日本コカ・コーラ株式会社
Twitterでの拡散は、自社アカウントのツイートに限った話ではありません。一般ユーザーに写真とともにツイートしてもらうことで話題を呼ぶこともできます。
日本コカ・コーラは、Twitterで自社の新製品「いろはすもも」のサンプリングキャンペーンを実施、ただ商品を送るのではなく、当選したユーザーが思わずツイートしたくなるような大きな桃の箱に入った商品を届けたのです。
狙い通り多くの人がツイートし、新商品が大きな話題となりました。
https://twitter.com/hashtag/%E3%82%82%E3%82%82%E3%82%82%E5%87%BA%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%8B%E3%82%89

Instagram

写真や動画などで自社の製品の世界観やブランドストーリー、おしゃれな社内の様子など、見ていて楽しめるアカウントが好評です。

京都のパン屋CHIPPRUSON
Instagramといえば、やはりおしゃれな写真。
CHIPPRUSONは京都の住宅街にある小さなパン屋さんですが、フォロワー数はなんと56万人を超えています。
美味しそうなパンの写真はもちろんですが、お店の近くの草花や来店したお客さんとの写真など、写真の風合いに統一感があり、お店の雰囲気がよく伝わる投稿になっています。
https://www.instagram.com/chiestylee/?hl=ja

まいあめ工房
ノベルティや記念品などでオリジナルデザインの飴のオーダーを行っているまいあめ工房は、意外とも言える動画がInstagramで430万回もの再生数をたたき出しています。
それが以下の動画。飴の中の絵を作る工程かと思いきや、なんと原料を伸ばしているだけの動画です。
決して華やかなものではないですが、ずっと見ていたくなるような不思議な気持ち良さがあります。
https://www.instagram.com/p/BQkMAxfgkfv/?utm_source=ig_embed
その気持ち良さが話題となり、海外にまで広がった結果、この再生回数につながりました。
https://www.instagram.com/myamejp/

株式会社ミクシィ
IT企業などでは採用目的のInstagramアカウントを運用する会社も増えてきました。
株式会社ミクシィの例では、仲がよさそうな社員の様子や社内で企画されたイベント、快適そうなミーティングルーム、オフィス近くのランチスポットなど、実際にそこで働いたときのイメージがしやすい写真が多く投稿されています。
どんな仕事をしているかイメージのつきにくい中小企業こそ、社内や業務の様子などを積極的に発信すると、学生や若い世代に見つけてもらえるかもしれません。
https://www.instagram.com/hr_mixi/

まとめ

各SNSのできることとできないこと、また向いているもの、向いてないものがありますので、自社の製品やターゲット、また伝えたいことによって最適なSNSを見極めることが重要です。

2016年に経済産業省がまとめた「企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書」は、企業ごとにどのSNSをどのように活用して、どんな数字的効果があったのかが細かくレポートされています。
紹介されている企業は大企業だけでなく、中小企業の事例も多いため是非参考にしてみてください。

http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160411002/20160411002.html
 

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Introduction

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