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  2. 2019.03.29

中国最大の中古品取引サイト「閑魚」とは(翻訳記事)


中国には新しいファッショントレンドがあります。
これは、ネットショップでの購入と同じくらい簡単に不要な商品をリサイクルできる、アリババグループの中古モール「閑魚」(英語名:Idle Fish)のおかげです。

閑魚によると、昨年3月のリリース以来、8500トンを超える不要な服がリサイクルされたといいます。洋服の数に換算するとそれは約2400万枚にものぼります。
スマートフォンを数回タップするだけで、不要なアイテムが無料でピックアップされます。

閑魚は中古の再販業者、リサイクル業者と提携し、製品をそのまま中古として販売したり、別の用途に生まれ変わらせたりしてリサイクルします。
 

閑魚のスマートフォン向けサイト

閑魚によると、リサイクルを行っているユーザーの70%が18~30歳までの女性で、最もアクティブなユーザーは、昨年1.2トン相当の衣類をリサイクルしたといいます。リサイクルを行うユーザーの居住地域は上海、北京、広州、杭州、深圳などの大都市圏に多いそうです。

エレンマッカーサー財団からの2017年の報告によると、地球全体では、1秒にゴミ収集車1台分相当のゴミが、埋め立てられるか燃やされています。
国家発展改革委員会が発表した2014年の報告によると、中国だけで年間約2000万トンのアパレル商品を捨てています。

閑魚では、服の他にもバッグや本、冷蔵庫、スマートフォン、さらには車まで、あらゆるものをリサイクルすることができます。
自動車や電子機器のような高価格の商品カテゴリでは、製品の由来と状態を詳しく報告し、見積支払を受け取ります。

誰もがサービスを利用できますが、600以上の「芝麻信用」スコアを持つユーザーは、宅配便業者がリサイクル品を受け取る前であっても、アリペイで最大2,000元の支払を受けることができます。

リサイクルから植樹へ

閑魚はアリペイを運営するアントフィナンシャルと共同で、リサイクルを行ったユーザーへAlipayアプリ内のゲーム「Ant Forest」でポイントを付与する取り組みを行っています。

Ant Forestは、ユーザーのにCO2排出量をトラッキングしており、紙の代わりにアプリを使ったり、選んで車の代わりに公共交通機関を使ったりするとグリーンパワーポイントがもらえます。
ユーザーが集めたグリーンパワーポイントを使い、植樹をアントフィナンシャルとNGOパートナーに依頼することができます。

CO2を減らす行動で報酬がもらえるゲーム「Ant Forest」

2016年のアプリリリース以来、4億人のアリペイユーザーがAnt Forestを利用しています。
アリペイはこれまでに5,552万本の木を植え、炭素排出量を308万トン削減したと語っています。閑魚によるリサイクル活動では、約23万本の木が植えられました。

Ant Financialが植樹した木

「グリーンパワー」ポイントが一定数たまると、内モンゴルと甘粛省の砂漠化が深刻な地域に植樹されます

新しいリサイクルサービスである閑魚は、C2C中古品市場からさらに拡大し、アパレルのレンタルサービス、ブランドサンプル商品、過剰在庫商品の販売も視野に入れています。

ユーザーは自分の居場所や共通の利益に基づいて、志を同じくするコミュニティ、または「魚のいる池(fish Ponds)」に参加することもできます。
45万人も参加者がいる池もあります。

淘宝網社長のJiang Fan氏は、中国がより持続可能な「循環型経済」、つまり廃棄物と汚染をコントロールし製品を可能な限り長期間使用し続ける経済モデルを目指すうえで、閑魚の重要性は増すだろうと述べました。

「TaobaoやTmallのようなプラットフォームがすでにあるのに、なぜアリババが閑魚を必要とするのか、疑問に思われるかもしれませんが消費の急増に伴い、まだ価値があるにも関わらず使われていない製品が大幅に増加しています。

閑魚は今後3~5年以内に淘宝網と同様の人気になり、中国の若い世代のライフスタイルを刷新すると信じています。」

2014年にリリースした閑魚は、月間アクティブユーザー数で中国最大の中古取引プラットフォームで、ユーザーは2億人以上が登録しています。またその半数以上が1990年以降に誕生した世代のユーザーということです。

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アリババジャパンプレス編集部

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